映画「プリンス ビューティフル・ストレンジ」を見て来ました。
アメリカって進んだ国だと思っていたのですが前に「ドリーム」を見た時、月に人間を送るようになってなお黒人差別をしていたのかとびっくり。これもプリンスに関わった人たちの証言集。アメリカ北部の南部よりひどい差別地域。若者の居場所を作るため音楽ができる場所ができます。そこでプリンスは各種の楽器を習得。演出としての見せ方も学びます。そして活躍をするようになってからのミュージシャンたちの証言。最初にテロップが流れるのですがこの映画はプリンス財団とは無関係だそうで。なので音楽シーンがあまりありません。音楽が聴きたい人には物足りないかも。あまり知らないのでいいのですが、音楽ガンガンも見たかったかも。
「月刊たくさんのふしぎ 2023年11月号 ロンドンに建ったガラスの宮殿」読了。
1851年イギリスの最初の万国博覧会で建てられた水晶宮(クリスタルパレス)のお話です。1840年にドイツ地方の小国コーブルグの次男アルバートはイギリス女王ヴィクトリアと結婚します。しかし外国出身のアルバートは女王を操るのではないかと国民から嫌われていました。アルバートは貴族とはいえ大学に行きいろんな身分の子どもとも触れ合っていたため、何か自分のできる大きな仕事がないかと考えていました。フランスのパリで大評判になっている「国内博覧会」の話を聞いて国内だけでなく外国も招待して国際博覧会を開いたらどうかと考えます。外国人が来ると疫病が流行るだの犯罪が起こるだの保守派から反対にあったり、会場のデザインが悪いとけなされたり。そこに助け船が。貴族の大温室を作っていた庭師のジョーゼス・パクストンがアイデアを提出。この設計案が新聞に載ると今度は大評判。国民の大絶賛におされてオアクストンの案が採用。鉄とガラスの水晶宮のアイデアが出来上がりました。開会式に入れたのは王族と貴族、外国の代表者や高額な定期券を買った大金持ちだけでしたが、パクストンは働く男女は国を動かす力のみなもとなので無料で入れるように新聞に手紙を出します。実現はしませんんでしたが入場料はだんだん安くなり月曜日から木曜日は1シリングで入れるようになりました。と言っても大人ひとりの一週間のパン代はあるそうです。博覧会に行くために積み立てる労働者クラブも。王族や貴族のものだった美術や科学が多くの人に開かれたのです。楽しそうよね。水晶宮は移築されたものの1936年に火事で焼けてしまいます。見てみたかったものです。でも万博は今も世界各地で開かれています。
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