映画「兄に愛されすぎて困ってます」と「具象から抽象へ」に行って来ました。
「兄に-」少女漫画あるあるを逆手に取ったコメディかと思いましたが意外としっとり。兄が初々しくていいかも。太鳳ちゃんかわいいし。最初にダイジェストみたいなのがありましたがテレビでしていたのかな。映画のために作ったんだったら贅沢すぎる気もするし。一人韓流スターがいるような気がしてしまいます。私としては金魚すくいのシーンを長くして欲しかった(何でや)。
「具象から-」作家個人としても色んな時期があるでしょうが、時代という波も大きいようです。ピカソが世に出た後、美術の世界に抽象画の嵐が訪れます。あんなに絵がうまい小磯良平がこんなに甘いことをしていていいんだろうかと抽象画に取り組みます。そんなに崩れずに具象にも戻るのですが。小磯のような美人画を描きたかった石阪春生も抽象画でないと受け付けていないと言われ抽象画でデビュー、後々美人画に戻って行きます。流行り廃りがあるのよね。抽象画ってセンスの固まりのような気がします。これだと言うものが描ける人は少ないかと。
美術館が大雨で人がいない。ガラガラでした。静かだ(そんな時来るなって)。