餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

パリの空の下

2008-10-12 23:32:47 | アート・文化
折原一さんのHPの日記に出ていた展覧会、3つ行きたいのがあったけどどれも遠い。でも一つが巡回で何とかいける範囲に。で、行って来ました「五姓田のすべて-近代絵画への掛け橋-」。幕末から明治初期に独学で西洋画を学んだ五姓田芳柳とその一門の展覧会です。芳柳の絵、絵というより白黒写真に色をつけたようなリアルさ。似ていると言うより恐いです。モデルになった人、この絵じゃ魂を抜かれるとか嫌がったんじゃないのかな。子供の代になるとリアルだけれども絵になって来ています。子供の五姓田義松、高橋由一と同じ人に習っています。由一の絵もあれば良かったんですけど(今はパリですか)。
http://www.konpira.or.jp/info/0010/guimet.html
午後から薫葉さんのところのライター会議に顔を出しました。


昔々あるところで

2008-10-12 00:02:49 | アート・文化
「コロー-光と追憶の変奏曲-」に行って来ました。
コローって風景画の人だと思っていたけど、ポスターになっていた「真珠の女」が気に入って行ってみました。コローのモナリザだそうで(世界には何人モナリザがいるの)。人物画も良かったのね。
風景画はあんまり興味がないのですが、コローの風景画はいいですね。日ざしが明るくハリウッドの巨大セットの中にたったような楽しさがあります。わくわく感があるというか物語を感じます。スター・ウォーズ展で見た背景画を見ているような感じ。と思ったら実際オペラとか舞台背景も描いていたらしい。神話の絵もあるのですがそっちより実際の風景をスケッチして後で描いた絵がいいです。いろんな画家がコローの影響を受けています。並べてありましたがコローがいいですね。こればっかりはマティスよりドランよりセザンヌよりコローがいいです。