お風呂やさんへ寄って帰りました。入るのに脱いでいると後ろで、出て来たおばさんが二人世間話をしていました。
「裏鬼門なんよ」
え、え、何の話。いつから風水は日常会話になったの?見ると話していた人は黒くて厚いタイツのようなものをはいていました。
「あったかいでしょう」
「冬場はもう一度はくと手放せないわ」
あれ?会話が変わったのかな。しばらく聞いていてわかりました。裏側の生地の毛が立ててある裏起毛ね。うん、あったかそう。つい荒俣宏な話を期待してしまいましたよ。
「裏鬼門なんよ」
え、え、何の話。いつから風水は日常会話になったの?見ると話していた人は黒くて厚いタイツのようなものをはいていました。
「あったかいでしょう」
「冬場はもう一度はくと手放せないわ」
あれ?会話が変わったのかな。しばらく聞いていてわかりました。裏側の生地の毛が立ててある裏起毛ね。うん、あったかそう。つい荒俣宏な話を期待してしまいましたよ。