信玄の棒道を引き続き歩く。
石仏を愛でながらである。

林の緑に包まれて鎮座する。
この石仏には、何が祈願されたのだろうか。
時代の末期、あるいは一つの時代が終わろうとする時代の踊り場にあるとき、人は神仏に依拠しようとするのである。

少し斜に建っている。
だがしかし、時間という接着剤が立ち一を明確にしている。
倒れないのである。

坂本藤右エ門と読める。
豪商でもあろうか。
誇らしげに刻まれている。
棒道を帰途に着き、塀の上に石仏が数体あるのに気づいた。

向こうの建屋は寺院の居住空間である。

石仏の上部が安置されているのである。

何か不可抗力だったのだろうか。
スパッと上部が切られている。
悲しい姿である。

そうそう、この破壊された石仏のある手前の別荘地で、こんな木の細工を見つけた。
トトロである。

それに、脇役の木霊が二体。

誰かのアトリエでもあろうか?
実に存在感のある木彫である。
それに、この林はトトロが棲んでいても可笑しくは無いのである。
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荒野人
石仏を愛でながらである。

林の緑に包まれて鎮座する。
この石仏には、何が祈願されたのだろうか。
時代の末期、あるいは一つの時代が終わろうとする時代の踊り場にあるとき、人は神仏に依拠しようとするのである。

少し斜に建っている。
だがしかし、時間という接着剤が立ち一を明確にしている。
倒れないのである。

坂本藤右エ門と読める。
豪商でもあろうか。
誇らしげに刻まれている。
棒道を帰途に着き、塀の上に石仏が数体あるのに気づいた。

向こうの建屋は寺院の居住空間である。

石仏の上部が安置されているのである。

何か不可抗力だったのだろうか。
スパッと上部が切られている。
悲しい姿である。

そうそう、この破壊された石仏のある手前の別荘地で、こんな木の細工を見つけた。
トトロである。

それに、脇役の木霊が二体。

誰かのアトリエでもあろうか?
実に存在感のある木彫である。
それに、この林はトトロが棲んでいても可笑しくは無いのである。

荒野人
トトロもいるだろう
木霊もいるだろう
こころを澄ませば
見えてくるにちがいない