エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

平和観音は何を祈る

2011年08月08日 | ドライブ
大谷寺の門前にある平和観音像は、大谷石の石切り場跡に世界平和を祈り、総手彫りで1948年(昭和23年)から6年をかけて1954年(昭和29年)に完成、1956年(昭和31年)に開眼したものである。



全長は88尺8寸8分(26.93メートル)で末広がりを意識している。



観音さまとして大柄で、良いお顔をされておられる。
バランスのとれたお顔である。

ふくよかな「天平美人」の造作である。



大谷寺の山門から望むと、肩から上の後ろ姿である。



平和観音だけに、足元がしっかりと刻まれている。
大地に足をしっかりと着けているのだ。



衣の襞が風にそよいでいる。



足指は、大地を鷲掴みしている。
この観音様は、3.11の大震災も大津波も、そして福島の原発事故もすべて呑みこんでおられる。

人々に幸多かれと立ち上がっている。
そう思い込みたい。

共に祈りを捧げたいのである。





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 荒野人


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1 コメント

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Unknown (ripple)
2011-08-08 14:27:56
岩に
木に
万物に
仏が
おられる

総手彫りというのがすごいですね。
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