エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

阿吽・・・あうん

2014年12月07日 | ポエム
阿吽といえば、どうしても神社の狛犬が想起される。
文学作品では、故・向田邦子さんの「あうん」が頭に浮かんでくる。

阿は「口を開いて」いる。
吽は「口を閉じて」いるのである。

呼吸を整える時に「阿吽(あーうん)」と、大声で言えばかなり整う。
「あー」で息を吸い「うん」で息を止める。
その繰り返しが良いのである。

精神的安寧ももたらしてくれる。



「あー」である。



「うん」である。
「あー」の狛犬は、どこか間抜けている。
そんな印象があるのだ。

ここの神社の狛犬は、白い苔が着いている。
そして、ご神木と云うべき「大欅」二本に守られている。
結構な神社である。







「ひたすらの阿吽の呼吸冴え返る」







紋様の深さが、刻を告げている。
この神社は、平安の時代に創建されていると「延喜」に記されている。
ただし、延喜の原本は昭和初期の火災で失われている。




      荒 野人


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