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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

風船葛

2016年09月01日 | ポエム
フウセンカズラ、である。



紙風船に息を吹き込んで膨らませたような形、である。
その蒼さも良い。
形も良いのである。

その中に、何かの秘密でも有しているかのようでもある。
その「神秘性」も心をくすぐる。



フウセンカズラの寿命は、短い。
短いし、直ぐに黒く変色してしまう。







「風船葛秘密の匂ひ閉じこめて」






フウセンカズラを愛で、夢に躍り込もう。
そうすれば、あなたも俳句を詠む事が出来るかもしれない。



ひょんな事から生まれる俳句。
そんな俳句が、良い。
初心の俳句が、何物にも代え難い。

かつて「上手い俳句は人の心を打たない!」と云われた。
ぼくが上手い俳句を詠んだ訳では無い。
一般論として指摘頂いたのであった。

この言葉は、肝に銘じているつもりである。
つもりではあるが・・・。

さて・・・。



     荒 野人