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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

鎌倉を歩く

2014年06月30日 | ポエム
鎌倉を歩くのに、江ノ電は外せない。



極楽寺から鎌倉方面を望む。
鉄路が良い味を出している。



この時期は、紫陽花が見頃なのだ。
けれど、殆ど紫陽花の写真は撮らなかった。



鎌倉は、路地が楽しい。
また、観光客があまり行かない神社仏閣や裏道が楽しい。

苔むした階段の上には、異次元の世界が広がっている。
殆ど、結界を越えるのである。



腹が減ったら、寿司も良い。



この寿司屋は、案内人のM姉によると知る人ぞ知る寿司屋なんだって。
あの夏目雅子の亭主、伊集院静のお気に入りのお店なんだそうである。
この寿司屋の御主人は、伊集院と夏目雅子お二人の仲人なんだ・・・とか。



箸袋も「らしい!」。
鮨を食ったら、寿司屋の角を曲がって、鎌倉文学館へ行くのが宜しい。



玄関である。



玄関へ至るアプローチである。






「緑陰の小径の先の人の影」







このベランダで、ぼくたちは一時間を越えて庭を眺めつつ、俳句を詠んでいた。
風が流れ、老鶯が間断なく美声を披露する。

鎌倉の至上の時間が過ぎていくのであった。



      荒 野人