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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ドリアンが来た

2012年09月26日 | ポエム
銀杏のブログで紹介した「ドリアン」がフィリピンから我が家に来た。
不思議なものである。

だがしかし、我が家の内といい、玄関から数メートル先の周りにすらドリアンの独特の匂いが立ち込めている。
強烈な匂いである。







「ドリアンのずしりと重き棘の数」


「ドリアンの誰もが知れる在処かな」







棘が切られている。
持ち運ぶ際の利便性を考えているのだ。
このドリアンはフィリピンから渡来した。

現地の人の優しさが、この棘無しドリアンから伝わってくる。
同時にこれを持ってきて頂いた事に深く感謝するのである。

さて、この果実は美味い。
ねっとりとして、甘味が深い。



果実は黄色く熟していて、旬の味であった。
それだけに臭い。
臭いが美味いのである。



ドリアン・・・PCで調べてみた。
検索欄に「ドリアン 季語」と入れてみた。

季語として、確定出来る根拠は無かったけれど、実に以前のぼくのブログが検索されてきている。
その国によって、旬が違うらしいのだけれど大枠で「夏」で良いのだと思う。

従って、ここで詠む俳句は「晩夏」として理解していただきたい。
ただ、保存技術の発展によって果実は年間を通じて食味できるのは残念であると言わざるを得ない。

正に、その意味では今がドリアンの旬である。
旬は、6月から始まっているけれど、今が旬のギリギリである。
だから「晩夏」である。


     荒 野人