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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

スーパームーンとゲンゲ・・・立夏の夜

2012年05月06日 | ポエム
昨夜は「スーパームーン」であった。
確かに、帰宅の車の中で「妙に画然とした月」に目を惹かれたのであった。







  煌々たる春満月の欠けていく  野人





月が綺麗だと、なんだか得をしたようで嬉しいのである。
不思議な心持である。



NASAの報道によると、5月5日ごろに「スーパームーン」が見られるとのこと。
それが昨夜である。

スーパームーンとは、通常の満月より大きく明るい満月のことであって、NASAによるとこの5月の満月は、2012年の他の満月より14%大きく、30%明るいのだそうである。

滅多矢鱈嬉しい。
誰もが見ている月だけれど、なんだか一人だけ得をした気分なのである。
嬉しさを共有出来ない性なのかと・・・愕然とする感性である。



もう一つ嬉しいのはレンゲに出会ったことである。







  水引かぬ田んぼ一面げんげかな  野人











  げんげ咲く田んぼに溢るる歓声や  野人







いつもの散歩道の畦道を歩いていて発見!
今年は駄目かな!
と諦めていた矢先の出会いである。



田舎生れで田舎育ちノボクハ、レンゲを見ないと春が終わらないのである。
昨日が立夏。

夏の季語を使ってみようかな。



蓮華、ゲンゲでも良い。
田植えの前、水を引き入れない田んぼで乱れ咲いていた記憶が蘇って、瞬時にして子ども時代に戻るのである。

レンゲの力は大きいし、記憶が薄れていないのも嬉しいのである。





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      荒 野人