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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

いまを生きよ

2012年05月01日 | ポエム
今を生きる。
それが自然体であるのだ、と知ることから俳句を詠み始める。
観察し、写生し、加えて人間として自然と付き合うのだ。

これがスランプからの脱却の道であると知った。
王道は無い。



初心者としては、歳時記と徹底的に付き合う。
先ずは、その第一歩を刻む。
謙虚であれ、素直であれ、しかしてありのままであれかし、と希求する。

ぼくのスランプは、スランプでは無く、単なる迷い。
自意識過剰の資本が蓄積されすぎた結果であった。

原点回帰、常に原点回帰であれ。

今日は自然の姿をありのまま詠おうと思っているのである。



「ひこばえ」という状態である。
これは桜の幹である。





       盛り過ぐ尚生れおるひこばえや         野 人







これは、苧環である。
花の形は様々あって楽しめる花である。








       苧環や静かなる舞踊りたる         野 人







実に逞しく、かつ美しく咲いているのを誰もが見ているはずなのである。



だがしかし、この花を苧環と視認出来ていない場合が多い。
誠に残念なことである。






       その姿現世の果てに都忘れ        野 人












       吐息つく地植えのままの紫蘭かな          野 人







歩いていると、実に楽しい。
そんな季節こそ、俳句三昧が相応しい。






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      荒 野人