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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

勿忘草とイチゴ

2012年02月28日 | ポエム
寒さが戻った日、我が家に勿忘草とイチゴの苗が来た。
イチゴは「とちおとめ」と「あまおう」である。

勿忘草は、最近物忘れが多くなったぼくを戒める意味もある。
勿忘草と言えばイタリアのカンツォーネにも歌われている。

ぼくの大好きな歌である。
過ぎ去りし過去の愛をいとおしみつつ歌うのである。
男の純情がせつせつと歌われる。



考えようによれば「めめしい」男の未練の歌ではある。
ところで「めめしい」は、漢字で書くと「女々しい」となる。

従って、変換した瞬間「やばっ!」と思って平仮名表記に変えたのである。
男だって「めめしい」場合があるからである。



世の女性群よ、男優先社会の悪しき風習に及ぶであろうところの、漢字表記を御許しあれかし。



「あまおう」の花である。
俳画に書くと見栄えする花である。

もっともそうでなければ、蜂が受粉の手伝いなどする由もないではないか。




      鉢植えのいちごの花は春田かな        野 人






これは「とちおとめ」の花である。
花を愛でているだけで唾液が出てきそうである。

あぁ・・・たっぷりのスキム・ミルクをかけ、底の平べったいスプーンで、丹念に潰して食べたいものである。
ぼくたちが子どもの頃には「エバミルク」と言ったっけ!

懐かしい食べ方である。
いま我が家でこの食べ方をするのは、ぼく一人である。

かつて品種改良も進んでおらず、イチゴは酸っぱい果物だった時代の名残である。






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      荒 野人