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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

梅も咲かず・・・寒返り

2012年02月27日 | ポエム
梅は咲いたか
桜はまだかいな

と、江戸の俗曲を唄いたいのに、梅も咲かない「寒返り」である。



梅林の白梅はこの通り。
蕾が少し綻んできたかな!
といった風情である。



紅梅が開きつつある。
やはりほの白い梅が咲かなければ、梅の季節到来とはならない。




      梅もまだ咲き揃わぬか春浅し         野 人




ぼくは近所の梅林を散策しながら、少しばかりガッカリしたのであった。



水場のある一画に出向いたのである。
多くの尾長が水浴びをして戯れている。



しかも翡翠までが水面を飛翔しているのであった。
人が感じる気温はまだ寒さ厳しいと思えるのに、小鳥たちにはもう水が温んでいると感じられるのであろうか。





      寒返り池で遊べる尾長かな          野 人





これは先日もお見せしたけれど、三椏(みつまた)の花である。
木の皮が、和紙の原料として珍重される灌木である。
この公園に咲いている。

日本のお札にも、ちょこっと入っている。
「こうぞ、みつまた」の三椏である。




     三椏や枝分かれして花が咲き        野 人




皮を剥くと、白い木が顔を見せる。
枝別れの部分が、正確に三つに分かれているので、生花の材料としても使われているのである。






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      荒 野人