コハクチョウの顔は凛凛しい。
きっと睨まれると、後ずさりしたくなるほど鋭い。

「コハクチョウですが、何か?」
とでも言っているようである。

水面を滑っている時は、優雅である。

顔だって穏やかである。

羽ばたく時だって鋭いけれど、可愛らしい。
だがしかし、上から見下ろされている分が怖いのである。

火の鳥となる落日の大白鳥 古賀まり子

白鳥や空には空の深轍 高野ムツオ

千里飛び来て白鳥の争える 津田 清子

毛繕いしているのも、可愛い。
さて、今日は先達の白鳥俳句を紹介した。
春の雨ふわりと被う飛天かな 野 人
如月の川面にはぜる気配かな 野 人

俳句を詠むことの難しさを実感するのである。
実に、視点が逞しいし詩的である。
やはり対象としっかり向き合った結果でもあろうか。
自分の句の陳腐化がしみじみと感じられ苦しいのである。
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荒 野人
きっと睨まれると、後ずさりしたくなるほど鋭い。

「コハクチョウですが、何か?」
とでも言っているようである。

水面を滑っている時は、優雅である。

顔だって穏やかである。

羽ばたく時だって鋭いけれど、可愛らしい。
だがしかし、上から見下ろされている分が怖いのである。

火の鳥となる落日の大白鳥 古賀まり子

白鳥や空には空の深轍 高野ムツオ

千里飛び来て白鳥の争える 津田 清子

毛繕いしているのも、可愛い。
さて、今日は先達の白鳥俳句を紹介した。
春の雨ふわりと被う飛天かな 野 人
如月の川面にはぜる気配かな 野 人

俳句を詠むことの難しさを実感するのである。
実に、視点が逞しいし詩的である。
やはり対象としっかり向き合った結果でもあろうか。
自分の句の陳腐化がしみじみと感じられ苦しいのである。


荒 野人