会社のカラオケ大会。
特オタ(=特撮オタク)であることがバレないように、特撮ソングを歌う方法!
① テンション抑え気味に歌うww
② 英語の早口の歌詞は難しくて歌えない感じで濁すww
③ シャウトなせりふは歌わないww
④ テレビサイズで流れない部分やブリッジ部分は総じてスルーww
オタバレ(=オタクであることがバレること)しないための涙ぐましい努力である!
わかるけど、今は1億総オタク、すべての人が何かのオタクである時代だから、そんなに隠す必要があるのかなあ。
主人公・仲村叶(小芝風花)が困難な問題にぶち当った時は特撮ヒーローが現れて助言する。
電車で「紛う事なき老人レベルの老人」がやって来て席を譲るか迷った時は、シシレオーが現れて、
「自分が苦しいからって弱き者を見捨ててはならない」ww
特オタであることを隠すか迷った時は救急機エマージェイソンが現れて、
「おのれの生活を守るため正体を隠すのは悪くない」ww
そんな仲村叶の信条は、
「大事なことはすべて特撮が教えてくれる」ww
……………
この作品、全編こうしたオタクの葛藤・苦悩を描いてギャグにしている。
主人公の葛藤・苦悩がすべて〝個人的なものであること〟が新しい。
普通、ドラマや小説では、葛藤・苦悩は〝他者との関係〟の中で生じる。
恋愛ものでは〝好きな異性〟であったり〝恋のライバル〟であったり、ミステリーでは〝犯人〟であったり〝巨大な権力〟であったり。
しかし、叶の場合は〝自分で勝手に悩んで苦しんでいる〟(笑)
そこに他者や敵は存在しない。
敢えて言えば〝オタクを蔑視する世間の目〟なのだろうが、それは叶が勝手に作り出した妄想の可能性が強い。
見えない敵と戦っている叶。
自分の妄想と戦っている叶。
明確な敵がいないから、妄想でカラオケ怪人が登場したりする。
まあ、これがギャグになっているんですけど、ドラマとしては新鮮ですね。
ある意味、哲学的でもある。
あと、これ、原作はコミックですよね。
ギャグマンガを実写化するのはかなり難しいんですけど、今作は小芝風花さんの演技もあって、いっぱい笑わせてもらいました。
これからは、吉田久美(倉科カナ)や北代優子(木南晴夏)とか、オタク仲間が増えていくんだろうな。
楽しいオタク生活になりますように。
襲い来るさまざまな苦難に負けませんように。
いや、叶には特撮ヒーローたちがいるから大丈夫。きっとたくましく生きていくに違いない。
特オタ(=特撮オタク)であることがバレないように、特撮ソングを歌う方法!
① テンション抑え気味に歌うww
② 英語の早口の歌詞は難しくて歌えない感じで濁すww
③ シャウトなせりふは歌わないww
④ テレビサイズで流れない部分やブリッジ部分は総じてスルーww
オタバレ(=オタクであることがバレること)しないための涙ぐましい努力である!
わかるけど、今は1億総オタク、すべての人が何かのオタクである時代だから、そんなに隠す必要があるのかなあ。
主人公・仲村叶(小芝風花)が困難な問題にぶち当った時は特撮ヒーローが現れて助言する。
電車で「紛う事なき老人レベルの老人」がやって来て席を譲るか迷った時は、シシレオーが現れて、
「自分が苦しいからって弱き者を見捨ててはならない」ww
特オタであることを隠すか迷った時は救急機エマージェイソンが現れて、
「おのれの生活を守るため正体を隠すのは悪くない」ww
そんな仲村叶の信条は、
「大事なことはすべて特撮が教えてくれる」ww
……………
この作品、全編こうしたオタクの葛藤・苦悩を描いてギャグにしている。
主人公の葛藤・苦悩がすべて〝個人的なものであること〟が新しい。
普通、ドラマや小説では、葛藤・苦悩は〝他者との関係〟の中で生じる。
恋愛ものでは〝好きな異性〟であったり〝恋のライバル〟であったり、ミステリーでは〝犯人〟であったり〝巨大な権力〟であったり。
しかし、叶の場合は〝自分で勝手に悩んで苦しんでいる〟(笑)
そこに他者や敵は存在しない。
敢えて言えば〝オタクを蔑視する世間の目〟なのだろうが、それは叶が勝手に作り出した妄想の可能性が強い。
見えない敵と戦っている叶。
自分の妄想と戦っている叶。
明確な敵がいないから、妄想でカラオケ怪人が登場したりする。
まあ、これがギャグになっているんですけど、ドラマとしては新鮮ですね。
ある意味、哲学的でもある。
あと、これ、原作はコミックですよね。
ギャグマンガを実写化するのはかなり難しいんですけど、今作は小芝風花さんの演技もあって、いっぱい笑わせてもらいました。
これからは、吉田久美(倉科カナ)や北代優子(木南晴夏)とか、オタク仲間が増えていくんだろうな。
楽しいオタク生活になりますように。
襲い来るさまざまな苦難に負けませんように。
いや、叶には特撮ヒーローたちがいるから大丈夫。きっとたくましく生きていくに違いない。
このことをキリシタンになぞらえたのは工夫でしたね。
まあ、目くじら立てるクリスチャンもそういないと思いますし。
ただ、惜しむらくは二本の弧を交錯させて魚を描くサインは日本のキリシタンではなく、初期キリスト教徒たちでした。
ギリシア語で「イエス・キリスト神の子(Iesous Christos Theou Uios)」のイニシアルが「Ichthus ΙΧΘΥΣ=魚」だということに由来していますので。
まあ、迫害のもとにあったという点では共通していますが。
ともあれ、「隠す」というテーマと「仲間」というテーマは十分にドラマティックになる要素だと思います。
結構ハラハラさせられますので(笑)。
「魚」にはそんな意味があったんですね。
だから魚だったのか。
教えていただきありがとうございます。
この作品はマイノリティの物語でもあるんですよね。
僕がアニメの仕事をしていた頃は、宮崎勤の事件もあって、周囲からおかしな目で見られていたと思うんですが、現在ではアニメやコミックは『クールジャパン』と言われて、日本経済で欠かせないものになっています。
とはいえ、現在でも『キモオタ』という言葉があるとおり、まだまだ市民権は得ていないんでしょうね。
でも、オタク文化は国境を越えて世界と繋がるんですよね。
外国人は日本のアニメが大好きですし、コスプレなどもしている。
政治家の偏ったイデオロギーなんかより、ずっとマシです。
一方、非生産的発言の自民党の水田水脈は、この作品を見たのか、『大切なことは特撮から教わった』とツィートしましたが、何なんでしょうね。
自衛隊の募集ポスターはアニメ絵ですし、仕事の関係もあり、『オタク文化』は僕が考えていきたいテーマでもあります。
すみません、脱線してしまいました!