平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

大阪の看護師不足~経済効率優先の新自由主義の弊害がここにも!

2020年12月06日 | 事件・出来事
 コロナ拡大で、大阪で看護師さんが足りないんだそうだ。
 なので自衛隊に派遣要請。
 せっかく公費でコロナ重傷者専用の病院をつくっても、看護師さんが定員の120人中50人しか集まらない。

 で、何が言いたいかというと、
 経済効率のみを最優先する『新自由主義的なものの弊害』がここに現れているということだ。

 過去、大阪維新は行政改革のもと、医者看護師を減らし、看護学校を閉校してきた。
・平成24年 大阪医科大学附属看護専門学校 閉校
・平成30年 豊中看護専門学校 閉校
・令和4年 大阪府医師会看護専門学校 閉校予定

 これが原因のすべてとは言わないが、
 結果、現在の看護師さん不足。

 効率優先の新自由主義的なものの弊害はマスクにも言えていて、
 マスク生産を海外に依存していたため、2月・3月は完全に品切れ。

 社会には余裕が必要なんじゃないかな?
 効率優先はいざという時、破綻する。
 それは人体と同じで、
 肥満はまずいが、ある程度、脂肪があった方がいざという時、エネルギーになる。
 ………………

 今年度の新規国債発行額は、コロナの対策もあり、100兆を超えるそうだ。

・国の借金が増えれば、国が破綻する。
・市中に過剰なお金が流れれば、ハイパーインフレが起こる。

 こう唱えているのが財務省や財政再建論者だが、果たしてどうなんだろう?
 少なくとも現在、ハイパーインフレにはなっていない。
 というよりデフレ。
 国の借金が増えれば国が破綻するというのも、MMT理論では否定されている。
 日本の国債は、そのほとんどを国内でまわしているからだ。

 だとすると、現在のコロナ禍、もっとお金を刷って国民に還元すべきなんじゃないかな?
 そうすれば救われる人がたくさんいる。
 経済も活性化する。

 現在は従来の経済理論が通用しなくなっている時代。
 ポストコロナ、ウィズコロナ。
 新しい理論や新しい社会像が求められている。

 政治はこれに応えられるか?
 政治家は50年後のビジョンを語れるか?
 ……まあ、無理だろうな。
 彼らの目は近視眼的で、利権にしか興味がない。
 少なくとも新自由主義は棄てようよ。
 でも、菅内閣の経済ブレインは竹中平蔵なんだよな。
 
コメント
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