平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

華輪家の四姉妹~姉妹たちは魅力的だが、作品としては平均点

2011年07月20日 | ホームドラマ
 吉瀬美智子さん、貫地谷しほりさん、川島海荷さんが好きな女優さんなのでまさに夢の競演。夢の姉妹。

 役柄もそれぞれの女優さんのキャラクターを活かしている。
 吉瀬美智子さん演じる藤子は、キャリアウーマン。
 貫地谷しほりさん演じる桜子は、コメディエンヌ。
 川島海荷さん演じるうめは、奥手な真面目少女。

 この作品の魅力は、これら女優さんの新しい面を見られる所だ。
 今回の第2話では、泣き叫ぶ吉瀬さん。
 恋人に別れを告げられ、自分の人生の象徴であったトロフィを壊されて、藤子は泣き叫ぶ。
 今まで吉瀬さんが演じてきた女性って、クールで強くて、感情をおもてに出さない女性が多かった。
 そんな吉瀬さんが子供の様に泣き叫ぶ。
 「どうして死ぬほど努力をしてきた私が誰かの一番になれないのよ!」
 これは大きな見所だ。
 藤子の働く編集部が、実際の講談社の社屋を使っているのも面白い。

 物語は、四姉妹が自分を見出していく成長物語になりそうだ。
 これは少し残念。
 既存のテレビドラマの枠を越えていないからだ。
 どうせなら、第1話で竹美(観月ありさ)がセクハラ上司を殴った様な痛快物語や、竹美に三姉妹がメチャクチャ振り回される完全なコメディにしてほしかった。
 変に人間ドラマを入れると、物語が弾まない。
 かと言って、すごい人間ドラマにもなっていないし、どっちつかずの中途半端。

 まあ、可も不可もない、テレビドラマの平均点という作品だ。
コメント
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