盛岡には伝説的な庭師いました。「石割桜」を生涯見守り続け 桜守と云われた 庭師・藤村益次郎 翁(平成八年没)です。翁は ある日 銀杏でかぶれるというので伐採されそうになっていた大木を引き取り 母校の仁王小学校へ自費で移植しました。
庭師職人の鑑みたいな人だったらしく いろいろなエピソードを残しています。もちろん その後大木から秋に落ちてくるギンナンで子供たちがかぶれたという話は聞いたことがない。
藩校を引き継ぎ 明治開校の小学校なので やや校庭も手狭な感じになっていますが 緑豊かな姿でしっかり人々を(自分を?)見守ってくれています。その説明書きは まだ建っていません。
写真遠方 奥の大木がそのいわれの銀杏。
「酷暑にも堪えつつ功を争はず:鈴木花蓑」