桜に雪が舞った。‥こんなことは聞いたことはあるが実写の機会は逃せないと立ち
上がるも 走って行って撮影する体力が湧いてこない。加齢の重さを痛感するのみ。
石割桜は 周囲およそ21mで高さ約1.7mの花崗岩の巨岩をほぼ真っ二つしてタチヒ
ガンザクラが成長し 毎年花を咲かせる。市民は祈りも込めながら毎年の楽しみにし
ている春を知らせる開花の時。
現在は盛岡地方裁判所構内にあって かっては南部藩重臣北監物のお屋敷邸内にあ
った らしい。古い写真(明治初期?)をみると枝ぶりは今よりも二回り?小ぶりで
周辺に高いビルがないせいか 巨岩だけが画像の主人公のような風情 に見えるので
ある。今は 大きくなった桜が主人公。
到着したころには すでに名残雪は消失し 青空から陽がさしていた。ことしも春。
「命二つの中に生きたる桜かな:芭蕉」