
今年も大災害があった。身近では すぐ思い出すのが台風19号の被災。自分周辺
の内陸部ではそんなに・・と思っていたが 市街地中心部にある城跡の御濠傍の 柳
の大木が倒れた(折れた感じ?)。
東京の銀座の柳の系統で 石川啄木ゆかりの「銀座の柳」三世とのことであった。
柳は根が浅く寿命が短いらしいがなんだか時代替わりを見届けてからいったようで
ますます周辺が寂しくなるばかりである。
ひこばえでも出ていないかと 先月切り株を見にいったが 中心部が朽ちて空洞化
し 周辺の生木にはその気配はない。WEBでは挿し木が確実で早い・・との解説だが
潔くお別れするしかないような姿になっていたのであった。
(この台風の風では 柳の大木2本が倒木し処分された)-樹の話題次回へ続きます。
「身のほとり枯れいそぐものばかりかな:安住 敦」
「一塊(ヒトクレ)の黒に還りて忍枯る:富安風生」