
ついに雪が・・ホントに降ってきた。白い背景に柿の実の色が際立って見え 幼い
ころの干し柿の手伝いが蘇る。
そうか 最近 枯れた里山に橙色が結構目につくのは 柿を採ることがなくなった?
からかもしれない。
農家の軒先に柿をたくさん吊り下げた風景も・・そういえば見ることが少なくなっ
た。クマが山から里へ下りて出没するのも この実の色を目指しているかららしい。
憶測ながら 大屋敷の昔風の農家でも 老夫婦お二人位・・が標準的家族構成にな
ったせいもあるだろうし また 子供たちの嗜好が大変化してしまったのもあろう。
シブガキ隊の影響を受けたガキとしては 少し残るこだわりと郷愁があり ややス
ッキリ割り切れない気分になるが 野山で過ごした幼い頃を思い出しながら 寒風を
受け雪降る中でじっとぶら下がって耐えている 本物の渋柿(?推定)に大いに感動
するのでありました。
「渋柿の如きものにては候へど:松根東洋城」(※秋の季語)
「夜が更けて急ぎ駱駝の股引探したる:縁尽」