音を蓄って蓄音機とは 昔の人は粋であった。その蓄音機を聴く機会があった。多分60年くらい前にご近所に誘われて一曲軍歌を聴いて以来である。
彼の「銭形平次」の作者は野村胡堂で 盛岡中学の出。同級生に金田一京助がいる。胡堂は最初報知新聞の新聞記者で かつクラシック音楽マニアであった。音楽評論の書籍も多い。
ちなみに著書「名曲決定版」(文庫版あり)を本屋で立ち読みすると そのマニアの深度は尋常ではなく まずは聴いてみないと…となる。いまも後継の読売新聞は静かに支援し地域貢献している模様である。
盛岡の南近郊の紫波町(生誕の地)に記念館があり 当時のSPレコード7000枚が状態よく保管されていて…それが聴ける!という企画に遭遇。(コーヒー代200円で参加) 自分の30年前の古オーデオとの違いはあるのか?という好奇心も抑えきれず…であったが さすが郷愁感と荘厳さは代えがたかった。
写真の装置は 「Victorola CREDENZA」(ホーンの長さ1.8m:モノーラル)で 結局一度では物足りなく二度通った。(レコードの回転装置は電気モーターで改造してあった。75回転のみ)
参考までに 写真右後方は「TANNOY」社公認のフロアスピーカーの名機。これは「電気式」で音量音質の調整が可能ですが これも またイイのです。結局は混乱してきて ちょいと少し休憩する…ことにしました。(Youtubeで試聴可能)・・・長文ご容赦 m(__)m。。
「この出逢ひこそクリスマスプレゼント:稲畑汀子」