荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

懐古ファッション

2018年02月14日 | 日記
個性を際立たせるものとしてのファッション。

色で、デザインで、色々な要素から人柄も創出される。

空港で見た男性のファッションは、ほとんどの人が振り返り、熱い視線を送る。

映画やテレビのワンシーンから出て来たような、セルロイドの丸めがね、国防色の茶緑をベースに、

耳当て帽子、ロングコート、肩掛け慰問袋、生成りのリュックサックにはアルミのコップ、

終戦後の懐古ファッションそのもの。

靴だけは今様で、革の編み上げではなかった。

疎開地から都会に買い出しか、撮影の一コマを見ているような個性が溢れ出る。

戦後の実感は無いが、その頃を彷彿させるような空港でのファッションに寒さを感じる一コマがあった。