朴壽根美術館がある楊口は、韓国と北の境界線・DMZ(非武装地帯)に近い町。
「希望のレポート・HOPE REPORT」展のおり、美術館の学芸員からこの地を案内され、1990年に発見された第4トンネルを見学した。
周辺には軍事基地が点在し、出入りする車と人のチェックをおこたらない。
緊張感が漂う中、ヘルメットかぶりトロッコで5分程走行体験をした。
頭蛇淵は金剛山につながる玄関口にあり、戦争が激しかった頃以来2004年に解放され、景勝地として観光コースとなっている。
山中には、未だに数多くの地雷が埋まり、DMZ近くの一見平和な観光地のように見えるが、停戦そのままの状態が続いている。
今年、日本は戦後70年、韓国は停戦70年、解放70年という中で、この地を訪れた意味は大きい。