荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

三人の先生

2015年05月09日 | 日記
先週の4日間に、二人の先生とお会いし一人の先生の消息を知った。

人生の中でいろいろな先生と出会い、いろいろな面でお世話になって来た。

大学受験の折り、デッサン教室でお世話になった岡澤先生とは、長野E.N.GALLERYでの個展以来二年振り。

時々ワン切り状態で携帯に電話があり、その都度の返信で元気そうな声を聞く。

友人と一緒に、弁当持参でお宅訪問のランチをご一緒した。

最近、立ち上がることが難しくなりリハビリに週2度通っているというが、明るく前向きな話題と

健啖家は変わらない。

大学退官後、八ヶ岳画荘を主催する伊佐先生は、学生時代からのお付き合いで、東京でのグループ展を

ご一緒し、長野E.N.GALLERYの個展にも来て頂いた。

自然豊かなロケーションにあるギャラリーは、別荘地の中の住宅をしたもの。

インタビューに来ていた新聞記者や観客が重なる中、いつも通りの笑顔で対応され、退官後の生活の

一端を垣間見せてくれた。

新幹線内で着信があり、彫刻家の加藤明男先生のご逝去の知らせを受けた。

大学時代、お話を聞く機会や川口の鋳造所にご一緒させていただいた。

旭川に来てからは、中原悌二郎賞の授賞式や個展、北海道療育園の彫刻披露、恩師と奥様の葬儀会場などで、

何度もお目にかかった。

動物と人間像などの組み合わせ、独特のフォルムと粘土のテクスチャーが先生の優しさを物語る。

賀状や個展のご案内、手紙は筆字で和紙に書かれており、大胆な気持ちの籠ったものばかりだった。

ご冥福をお祈りします。