気分は小学校の先生

長野市にある城山小学校の子どもたち約60名が、春の遠足で「おぶせ藤岡牧夫美術館」にやって来た。

行程は、学校から電車を乗り継ぎ小布施駅から巌松寺まで徒歩、ここは北斎の天井画で有名な場所。

そして、そこから徒歩で美術館に。

「こんにちわ」、「こんにちわ」、と元気な声の挨拶に圧倒される。

それぞれのグループは、木の下や石の上、軒下に敷物を広げ、ユニークで美味しそうなお弁当を食べる。

庭に展示しているインスタレーション、「木の気」と「石の意志」を説明すると、彼らの目が一斉に

こちらに向いた。

藤岡牧夫の絵画を堪能し、賑やかなうちに遠足の一団が帰って行った。

見て、感じたこと、何か一つでも、印象に残ってくれることがあればいい。

帰り際、白い石ひとつ、子どもたちにプレゼントした。