荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

小旅行5

2014年11月25日 | 日記


















珍島

ソウルの友人、朴さんと尹さんが光州まで交流展を見に来てくれたことから、

珍島までドライブに連れて行ってもらった。

セウォル号の沈没に一番近い島、珍島には是非行きたいと願っていただけに、車に乗った途端目頭が熱くなる。

防波堤には鎮魂の黄色いリボンや写真が入ったメッセージが、岸壁の手すりを埋める。

テレビから流れた風景に、ただ手を合わせるだけ。

将来ある若い多くの高校生が、こんなことで亡くなるなんて、彼らの無念さは言葉で言い尽くせない。

家族に身になってみたら、突然どん底に落とされたようなもの。

手向ける花も無く、黄色のリボンも無く、彼らの冥福を祈るだけ、涙が海を霞ませる。

誰が投じたか、黄色の風船が波間を漂い、少しずつ沖に流れ行く。

この時点で、まだ9名が船に閉じ込められているという。

判決が光州裁判所から発信されたが、あれでは家族はたまらない。