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殺すくらいなら殺された方がいいという想像力の欠如

2015年06月29日 | 社会、読書
28日の生さだ(NHK今夜も生でさだまさし)で読まれた葉書で
安全保障関連法案に「自分は反対、夫は賛成」という女性からのものがあった。

夫に言い負かされてしまうし、夫の言うことはよく分かる。
けれど自分は、
人を殺すよりは丸腰で自分が殺される方がいい。

そんな内容だった。

さださんは、自分が殺される、じゃあ子供達も殺されていいのか。
どこまでが自衛なのか、どこで自衛の範囲を超えるのか。
もっとみんな勉強して,話し合わなくちゃいけないのではないか
と問題提起していた。

各自がもっと勉強して議論するべきだという点には私も賛成だ。
その上で、この葉書が読まれたときに思ったことを書く。

最初に思ったことは
殺された方がいいと言いながら
実は,内心では、丸腰で無抵抗なら殺されることはないと
考えているんじゃないのか、ということ。
九条があるから平和が保たれていると言う人達は
ほぼそう考えている節がある。

他国、他民族に攻め込まれて殺されるとはどういうことか?
葉書を書いた女性は、実際にそうなった場合何が起こるのかを
想像できていないと思う。
頭を銃で撃ち抜かれて即死、とても思っているのだろうか。
そんな甘いものでは断じてない。

例えば、元寇による対馬島民の受難、
大東亜戦争直前の通州事件、
第二次世界大戦末期のベルリン陥落時の状況、
1945年8月からの満州、朝鮮半島、樺太、千島での惨状、
1950年以降現在に至るまでのチベット、ウイグル、内モンゴルの実態。
いずれも事実を記した書物が多数あり、
具体的にそこでどのようなことがあったのかを簡単に知ることが出来る。

そうした歴史的事実を元に、抵抗もせずに他国民、他民族に殺されることを想像するなら
女性は10歳の少女から70歳の老女までが陵辱され、なぶり殺しにされる。
男性も執拗な拷問による地獄の苦しみを経て、殺される。
その後に弾圧と民族浄化が続き、やがて日本人はこの世から消滅する。

お花畑にいる人達には想像も出来ないだろう。
いや、彼らは想像しようとさえ、していないはずだ。
当然、史実を知ろうともしない。

日本人の精神性からは考えられないような残虐なことを好む民族が
2000年以上前から現在まで、地上に確かに存在する。


他国、他民族に攻め込まれて殺されるとはどういうことか?
大人なら,きちんと、史実に基づいてイメージしてから判断してもらいたい。
それでもなお
「人殺しはいけないことで、殺すぐらいなら殺される方がまし。
丸腰で無抵抗で殺されるほうを選ぶ。
例え我が子が同じ目にあっても、一緒に殺される方を選ぶ。」
と言うあなた。
瀬戸内寂聴氏に共感しているあなた。

あなたやあなたのご家族、お仲間が惨殺されたいのなら
そのようになさって下さい。

ただし私は私の家族、友達、仲間そして多くの日本国民を
絶対にそんな目に遭わせたくはない。
そのために全力を尽くす。

だから、どうぞ邪魔をしないで(怒)!!!
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