話に聞く「自転車専用レーン」の実物を初めて見た。
鈴鹿からの帰りに松本市内を通ったときだ。
松本駅からアルプス公園方向にまっすぐ北に延びる、多分県道で、
蟻ヶ崎高校の横を通って深志高校に通じる道だ。
車道の両側に赤地に白で「自転車専用」と書かれている。
元々の路側帯の幅を少し広げて自転車レーンにした感じだ。
決して十分な幅ではないけれど、無いとあるとでは大違い。
自転車通学の高校生が多く走る道だろうから、良い場所に設置したなと感じた。
ほどなく、右側通行で逆走してくる高校生グループとすれ違った。
逆走に加えて二人横に並んで走っていた。
道路交通法違反じゃないか~~
車の通行量が相当に多いから危ないし。
歩道を自転車で走っている年配男性もいた。
自転車専用レーンがある場所では、自転車は歩道を走ってはいけなかったのでは?
そして深志高校の角で、突然自転車レーンは終わりになった。↓
自転車レーンの設置というハードの整備はどんどん進めて欲しい。
同時に、ハードを活かすためには、自転車利用者に交通ルールを徹底させるという、
ソフト面での取り組みが非常に重要だと感じた。
とにかく自転車利用者に「自転車は軽車両で左側通行」という自覚が全然足りていない。
自動車運転者の中にも、「自転車は歩道を走るもの」と思いこんでいる人がいるらしい。
ロードバイクで車道を走行中に、「自転車は歩道を走らなくちゃ危ないだろっ!」
と追い抜きざまに車の助手席から怒られたという話も聞いた。
道路上では最も「強者」である自動車。
自転車利用者の自覚とともに、自動車運転者の意識改革が
安全で快適な自転車走行をするために最重要だと思う。
例えば、運転免許更新時の講習に、このテーマを是非取り入れて欲しいものだ。