先日のテレビで知ったのですが、
与謝野晶子は法師温泉に三日ほど滞在した間に200首以上の歌を詠んだそうです。
目に映るあれこれや思いを気持ちのままに詠んでいくとそれほどの数になったのでしょうか。
その話に触発され、下手は下手なりに浮かぶままに数を詠むのもありかなと思って
只見線日帰り一人旅を拙歌で綴ってみました。
夜明け待ち支度調え門を出る 吐く息白く駅へと向かふ
四本の列車乗り継ぎ降り立てる 雪国の駅始発駅なり
乗員の背中を追ひて向かひたる 四番ホームに二輛の列車
ディーゼルの音の響きしホームには 雪融かしつる噴水の列
雪深き山へ分け入る只見線 吹雪にかすむ灰色の川
幾たびも硝子拭ひて目を凝らす 車窓に流るる水墨の世界
温めし只見線の旅一人行く 雪いや深く包まれる気する
いくつもの隧道を抜け会津へと 国境(くにざかい)越え只見川に会ふ
流されし橋の直りて絶景の 雪の只見に人々集ふ
心合はせ鉄路の響き取り戻し 語る嫗(おみな)の笑顔愛くし(うつくし)
与謝野晶子は法師温泉に三日ほど滞在した間に200首以上の歌を詠んだそうです。
目に映るあれこれや思いを気持ちのままに詠んでいくとそれほどの数になったのでしょうか。
その話に触発され、下手は下手なりに浮かぶままに数を詠むのもありかなと思って
只見線日帰り一人旅を拙歌で綴ってみました。
夜明け待ち支度調え門を出る 吐く息白く駅へと向かふ
四本の列車乗り継ぎ降り立てる 雪国の駅始発駅なり
乗員の背中を追ひて向かひたる 四番ホームに二輛の列車
ディーゼルの音の響きしホームには 雪融かしつる噴水の列
雪深き山へ分け入る只見線 吹雪にかすむ灰色の川
幾たびも硝子拭ひて目を凝らす 車窓に流るる水墨の世界
温めし只見線の旅一人行く 雪いや深く包まれる気する
いくつもの隧道を抜け会津へと 国境(くにざかい)越え只見川に会ふ
流されし橋の直りて絶景の 雪の只見に人々集ふ
心合はせ鉄路の響き取り戻し 語る嫗(おみな)の笑顔愛くし(うつくし)