桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・8・25

2005年08月26日 | Weblog
コレドのお客さんに「よしのよう」さんが三人いる。一人は昨日も来てくれたK出版社の「吉野陽」さん。広尾時代は作家のMさんと一緒に来店することが多かったが、乃木坂に移ってからはMさんとは関係なく、出版社仲間や友人を連れて飲みに来てくれる。もう一人は脚本家志望の「吉野洋」さん。広尾時代はまだ正真正銘の「脚本家志望」だったが、最近になって立て続けにコンクールに入賞し、肩書から「志望」が抜けそうだ。その彼と同姓同名なのが、Nテレビ局の演出家の「吉野洋」さん。古くは「前略おふくろ様」「ちょっとマイウェイ」、最近では「Anego」などを手がけたディレクターだ。「Anego」の美人脚本家Nさんと一緒に来た吉野さんと、台風が首都圏直撃で店が暇なのをいいことに、俺はカウンターに座り、もうすっかり客になって懐古談。二八で売上が伸びず、LちゃんとTちゃんの給料を払うのに精一杯な店の現状を一瞬忘れて、至福の時を過ごした。