桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2007・1・27

2007年01月28日 | Weblog
店へ出たら、去年の暮れに退院したばかりの演出家のSちゃんが来ていて、俺の病気を心配してくれる。俺は反対にSちゃんの体調を心配する。まぁ、お互い今年で還暦を迎える訳だし、病気の一つや二つ持っていておかしくない年齢だよ、とりあえず弾が心臓をぶち抜かなくてよかったじゃないかと、お気楽健康談義。某国営放送局のSさんは、俺が体調を崩してからかなりの頻度で俺の体を心配して店に来てくれる。年上のSさんに心配されると、何だか負けた気になるから変なものだ。友達と一緒に来てくれた女性脚本家のMは、隣に坐るなり今日の血圧はどの位?と聞いて来る。20歳位違う人間に心配されると、彼女はまだ血圧の心配はしないでいい年齢なんだなと、一気に年寄りにさせられるけど、違和感はない。スタッフのTちゃんの母上がこの日記を読んでいるらしく、メールで俺のことを心配してくれていたらしい。お会いしたこともない人が俺のことを気にかけてくれているなんて、かなりの幸せ気分。色々な人が色々な言葉で俺のことを心配してくれた。皆さん、有難う。それに引き換え、俺の肉親の誰一人俺の体を気づかう連絡はなし。この日記を読んでいないのだと思おう。いや、読んで知っていても、こんなこと位で心配しないのが肉親なのかも知れない。