桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・12・24

2006年12月25日 | Weblog
日曜日のクリスマスイブだ。それもノロウイルスで風評被害を受けている生牡蠣食べ放題のオイスターパーティだ。企画した時からそんなに参加希望者がいるとは思わなかった。案の定、一週間前の〆切までに申し込んでくれたのは、たった三人だけ。その命知らずの三人と俺とTちゃんの5人分、100個の殻つき生牡蠣をMちゃんの地元、広島にいるお祖母さんに送って貰うことにした。ところが何の手違いか、届いた牡蠣は150個以上、一人キャンセルが出たけど、直前になってドキュメンタリー制作会社のSさん、OLのJ子さんから参加したいと連絡があり、且つ飛び入りが一人あって、俺たちも入れて7人でクリスマスオイスターパーティは始まった。ウーン、7人で150個の生牡蠣か……一人22個見当……まぁ、食べて食べられないことはないか……なんて観測は超甘かった。参加申し込みの時は、25個は行けるかも知れないと豪語していたFさんも、大きめな牡蠣だったこともあってか、10個を過ぎたあたりでダウン。他の人たちも6~7個で終ったもんだから、50個弱の牡蠣しか消費出来ず、100個以上の殻つき生牡蠣が残ってしまったのだ。100個の殻つき生牡蠣だよ、100個の!さて、どうする?普通の食材なら翌日からお客さんに特別価格?で放出してしまうのだけど、モノが生牡蠣だし、何日間も安全に保存出来るとは思えない。それにこれが殻つきじゃなかったら、オリーブオイル漬けとか甘露煮とか色々保存方法を考えられるのだけど、その為には100個以上の牡蠣の殻を剥かなくてはならず、とてもそんな体力気力は今の俺にはない。だったらどうする?どうする?どうする?……結局思考放棄。冷蔵庫にいれるには量が量だし、とても無理だったし、せめて寒い場所に保存しておこうと倉庫に100個の牡蠣を放置したまま、店を立ち去ることになった。去年はLちゃんライブが有料入場者3人で失敗、今年はオイスターパーティが失敗、俺は牧師の曾孫だけど、クリスマスとはトコトン縁がない人間だ。