桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・11・25

2010年11月26日 | Weblog
昨日貧相な食生活を送った反動で、今日は起きた時から美味しいものが食べたくて、鮭と白菜と人参とネギのスープ、タコとしし唐と柿(牡蠣じゃなく)のペペロンチーノ風オリーブオイル炒め、それに豚ロース肉の甘辛煮どんぶりなど、結構手をかけた料理を作って食べる。食後は給料計算などの経理事務。処が昨日の売上と現金残高が合わない。ちょうど35000円足らないのだ。こういう時はカードで支払いを受けたのに控えの伝票をなくしたかお金を貰ってないとしか考えられないのだが、昨日はカードの支払いはなかったみたいだし、35000円の売上伝票もない。となると……ともう一度伝票を調べている内に昨日のイベントのスペース使用料の伝票がドリンク代込みで48000円になっていて、その内からドリンク代を引くと35000円になることに気づく。ひょっとしてこの35000円を受け取ってなかったのではないか?という疑念が浮かぶが、主宰者に確かめる訳にはいかないし、とりあえずこの35000円を除いた金額で銀行に入金することにして、早く店に行ったMにそのことを伝えると、しばらくして連絡があって、いつもの金庫以外の場所に35000円が置いてあったという。ウーム、どういうことだ?48000円の内、13000円だけ最初に受け取って残りの35000円は後で受け取ったのか?そしてそのお金を金庫にいれなかったのか何故なのか?一々追求はしない。でも、俺の三時間。このことで費やした俺の人生の貴重な3時間を返してくれと大声で叫びたくなる午後。それでも気を取り直して来年早々にやる芝居『異名者たち』の為にペソアの詩集を読み込み、昨日と同じく疲れたらポルトガル語の勉強。大きな穴のあいた布の袋に水をいれているみたいに、いれてもいれても覚えたことがこぼれていってしまうけど、少しでも水気が残ればいいやと居直って辞書をめくる。朝作ったスープの残りにご飯と卵をいれたクッパ風の雑炊を食べて8時過ぎに店へ。近所の高級ブティック経営のEさんとSさん、そして二人を紹介してくれたTさん夫妻、隣のビルにある化粧品会社のHさん、昨日に引き続いてEさん、Sちゃんの知り合いのDさん、脚本家志望のOLのKさん、プロデューサーのKさんなど。12時前にみんな帰ったので、イベントスペースでスタッフのO君の「俳優第一歩」に立ち会うことにする。自分で書いた自叙伝的台本『僕が母について知っているいくつかの事柄』を演じるにあたって自分のモノローグ台詞を全部覚えきったら見てやると言っておいたのだが、40分一人で喋りきる台詞を覚えきったというので今夜見てみることにした。素人だ。40分の台詞の量だ。覚えたと思っていても途中で放棄してしまうのではないかと思ったのだが、見事最後までやり遂げたのだ。これからだ。何もかもこれからだ。でも、第一歩だ。俳優としてO君はスタートラインに立ったことの証人に俺はなる。
●「即興劇の夜」出場者募集!
2011年1月12日から15日にかけて個人エントリー形式で開催。詳細は近々ホームページでお知らせする予定。
●リスボンの夜 Primeiro
    『リスボン泥棒市 乃木坂版』
日時・1/17(月)~1/21(金)18時~23時(料金は無料です)
●リスボンの夜 Segundo
 西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章 出演・西沢利明
日時・1/24(月)、1/25(火)開演19時半(開場18時)
料金・3000円(飲食代別) 
●リスボンの夜 Terceiro
  「津森久美子ファドライブ」
日時・2011年1月27日(木)20時開演(18時半開場)
料金・3000円(飲食代別途・40名様限定)
出演・津森久美子(ファディスタ)
   ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。