桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・10・4

2012年10月05日 | Weblog
俺も基本的には反原発なんだけど、昨今ブームみたいになっている反原発運動にはかなりの違和感を持ってしまう。大体何故今なんだ?ということ。数年前の柏崎の時には何も騒がなかったのに(騒いだ人は勿論いたけと)、大津波で福島がやられたと知って、それもしばらくして騒ぎだす無知さ、不勉強さ、感受性の欠如人とは同席を拒みたくなる。多分大津波が来なかったらその種の人々の中には原発の危険性については何も知らず、例え知識としては認識していても日々の生活に埋没してデモなんかに行かなかった人が多かったのだろうと思うと、今更デモなんかに行って騒ぐなよと敢えて挑戦的になってしまう。それに団塊世代以前の人は知っているけど、デモなんかしたって権力は何も怖くないし、政策を変えたりはしない。政策を変えるには権力を握るしかない。それにはテロ破壊行為か議会制民主主義に順応することだ。と言っても現在の日本でテロ破壊行為なんてやってみても権力は民間人の暴力装置に負ける程ヤワじゃない。とするなら議会制民主主義で権力を握るしかないのだが‥‥(以下沈黙)そんな訳で隣のイベントスペースでは今日も芥正彦氏が主宰する原発についてのシンポジウムが真剣に行われているのに、こっちのバーカウンターでは、お馬鹿なマスターが最近糸引くようなキスをしてないと新しくきた女性客に取り入って笑わせたり、ポルトガルの詩人ペソアとイタリアの作家タブッキについてギャラリー主宰のSさんや女性アーティストのSさんと少しだけ芸術家きどりで話しているし、お茶目なHKは人妻Iちゃんや美人OLのJ子さんやプログラマーのIさんと冗談を言い合って笑い転げている。よく分からない。今の俺にとって、この店は何なのか?どうして糸引くようなキスがしたいのか?※土曜日曜月曜の連休の内、三日間ともイベントがありますが、土曜日だけバーでの通常営業をしております