桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・8・19

2013年08月20日 | Weblog
ペットロスって厄介だ。ペットを可愛がっていた飼い主の精神的ショックは他人には想像もできない程凄いものなのに、他人からしてみると、たかが動物じゃないかと云う意識がどうしても出てしまうもんだから、つい軽く扱ってしまいがちだ。でも、そこは要注意。だからと言ってなにが出来る訳ではない。出来ることと云ったらいつもの様に軽薄なお喋りをしないこと。いつもならテーブル一杯に料理を並べてお喋りしながら食べまくるのに、ここは鰻の櫃まぶしに白菜の漬け物なんてちょっと地味なメニューで亡くなった老犬を偲ぶ。でも、時間が経つ内に母の方も次第に明るい顔になってきて、いつもの話好きな母に戻ったので、息子としては安心して母をリハビリの為に病院へ送り届ける(帰りは妹にバトンタッチ)。4時過ぎ店へ。途中公演を希望しているIさんとの打ち合わせを挟んで、麻婆豆腐、チーズとミニトマトとキュウリのサラダ、生ハムとルッコラのサラダ、レバーの赤ワイン煮などを作って並べていたら、早い時間にとてもキックボクシングなんかやっていたとは思えない華奢な体をした某外資系銀行に勤務するHさん、この日記の愛読者で、お酒もあまり飲めないのに俺のこどを心配して今日勇気を奮って単独で来店してくれたOさん、A芸能で芸能ルポルタージュに健筆をふるうライターのIさんと副編集長のIさん、そして三カ月ぶりに若手官僚のFさんたぢが来店してくれて12時まで。すぐ帰ろうと思えば帰れたけど、昨日夢であった人から連絡がないかと終電ギリギリまで待つが、それが所詮無駄な事なのは、彼女がこの世の人ではないからで、会えるのは夢の中だけだとすると、一秒でも早く部屋に戻って眠るしかない。★諸事情で臨時休業したり、若しくは開店が遅れたり閉店が早まったりすることがありますのでお電話を下さってからご来店ください。どうぞよろしく。