部屋に帰ってからとりあえず綴った1月7日づけの日記は傑作?。疲れ切ってきたのと眠たいのとで自分でもなにを書いたのか今読んでも意味不明だ。でも、お客さんの自称IT企業の経営者のEさんからは帰りしなに日記がアップされてなくて淋しいと嬉しいことをいわれたし、またいつも妖しい魅力を振りまく歯科医のSちゃんが俺の生死を心配して電話してくるといけないので、パソコンで生きている記録だけを残して置こうとしたみたいだ。普通だったらこんな時携帯からメールで短い日記を出先からとりあえず書いておくのだけど、それも出来なかった一日‥‥と書くといかにも忙しぶっているように見えるかも知れないけど、事実本当に半端じゃない忙しさで‥‥時を追って記すと、5時に寝て8時起きでともかくもバスタブにお湯を貯めつつ考える時間を持つためにお湯がまだ膝下だったのに浸かりながらお湯が溜まるのを待つ。寒い。ひどい風邪を引いているのを思い出す。そういえば昨日は風呂に入る余裕もなく飛び出したことも思いだす。でも、こうなったらここはじっくり体を温める。じっくり今決断しなくてはいけない課題と今日一日の予定に頭を巡らす。課題というのは大袈裟だけど、まず第一にしなくてはいけないことは一昨日直して俳優陣からクレームのあったあるシークエンスをどう構成するか決断しなくてはいけない。でも、昨日から漠然と頭をよぎっていた演出的アイデアはちょっと陳腐だと思っていたけど、今こうしてお湯の中でイメージしてみると案外行けると判断。ここから12時に俳優二人に説明する為にアイデアを深めることにする。次にどうしても決めなくてはいけないことば、今日は店のスタッフが一人もいないので誰かを手配しなくてはならないのに、数人に充てたメールの返事は全てNG。他に誰か?と必死に考えるが思いつかない。しばらくあーでもないこーでもないと考えた末に思考放棄。夕方までに予想外の朗報が入ればともかく入らなかったらスタッフなし一人でやることにする(現実一人でやることになった)風呂で時間を費やしすぎたので食事を作って食べている時間がなくなって、卵かけご飯を食べただけで部屋を飛び出す。六本木で仕入れと銀行に寄って12時過ぎに店へ。照明と音響と美術の準備が出来るまて問題のシークエスの演出プランを俳優二人に伝える。3時半から通し稽古をしてみる。断然よくなっている気がしたし、この段階で演出家の俺がラストで涙ぐんでしまった。でも、これってどうなんだろ?とちょっと反省。またプランを練り直す。会場設定の指示と明日の予定を確認して直ちにスタッフなしの店のマスターに戻ってトイレ掃除から料理の下拵え、途中でコンビニに買い物をしたりして開店準備にかかるが、体の具合が最悪だったので、このまま店をやっていくのは無理と判断し、「臨時休業」の張り紙をしようとしている処へ、明日からの芝居の予約電話が次々に入って来る。携帯へだったらベッドの中でも対応出来るけど、店への電話は当然無理な訳で、店のマスターとしてより芝居のプロデューサーとして店を開けておくことにしたら、気づいてみたら今日は毎月恒例の高校のミニクラス会がある日だった訳で、訪れてくれたのはO君とF君とM君の三人だけだったけど、「臨時休業」しなくてよかったと胸を撫ぜ下ろす。それでも大勢のお客さんには対応できないと判断して、看板を消しておいたのに、それをものともせずトリニダードトバコに住んでいたラム好きのSさん，バーボンのエズラ好きの近所に住む女性経営者のSさん、東京出張で毎回寄ってくれるS新聞大阪本社のUさん、前述のEさんたち、週刊A芸能を中心に執筆活動を続けるライターのさん、近所の制作会社の二人などが来店してくれて、それはそれなりの忙しさ。それでもさすがに十一時半過ぎに美女が六人で行ってもいいかと電話があった時に、躊躇わずにごめんなさいと云ってしまったのは肉体的にも精神的にもしんどかったからだ。でも、いよいよ明日、いや、これを書いているのは「ロバくんとポニーちゃん」の初日の幕があく9時間前だ。頼む。うまくいってくれ！当日券まだあります‥‥★桃井章遺作シリーズ①「ロバくんとポニーちゃん」(作演出・桃井章，出演・谷村好一、吉岡愛望)、日時2013年1月10日(木)開演19時半、11日(金)開演14時＆19時半、12日(土)開演14時＆19時半の五回公演、於コレドシアター(開場は一時間前)、料金は2500円、予約お問い合わせはコレドシアター(03ー3470ー2252平日17時以降)、定員50名様★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、
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