桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・2・28

2009年03月01日 | Weblog
午前中、今日のイベントの為に鍵を開けに店へ行こうと部屋を出た時、携帯を忘れたことに気づいて、取りに戻ったのに、何処を探しても携帯がない。Mに電話して貰うが、俺の着メロは聞こえない。となると、夕べ店に忘れてきたのかも知れないと思い直して店に向かう。処が店の中を何処を探しても携帯は見つからない。店の電話で掛けてもみるが、着メロは聞こえない。じゃひょっとしてと夕べ乗ったタクシーのレシートを取り出して電話してみるが、しばらくして忘れ物として届いてないとの連絡が入る。ええっ、それじゃ俺の携帯は一体何処に?ちょっとしたパニックになる。携帯を持ってない時は持ってないなりに過ごしてきたのに、携帯所持が六年にもなると、連絡その他生活のかなりの部分を携帯に依存していることが分かる。データは一昨年バックアップしてあるけど、それ以後のデータはあの携帯の中だ。携帯を無くす筈なんかないとタカを括っていた俺が馬鹿だったとすっかり落ち込んでしまう。二三日待って出てこなかったら新しく携帯を買い直さなくてはと観念する。一旦部屋に帰り、MとYちゃんと三人、牛肉と野菜のスープ、チーズカナッペ、生ハムとレタスのサラダ、イチゴなどで食事するが、その間も頭から携帯のことが離れない為、食欲がなくなる。この間にも何人かの人から連絡が入っているのではないかと思うと落ち着かない。これゃ完全に携帯依存症だ。でも、その禁断症状は夕方店に再び出向いた時に呆気なく解決した。カウンターの上に携帯が無造作に置かれてあったのだ。ええっ、どういうこと?今日の劇団員の人が何処かに落ちているのを拾ってくれた訳?けど、皆知らないと云う。じゃ、お昼にきた時に既にここにあったと云うこと?それを俺は見落としたと云うこと?いや、着メロは鳴らなかったんだし、そんな筈はない。だったらどうしてここに?このどうでもいいミステリーは今現在解決してない。