祭りの後の余韻にしばらく浸っていたかったけど、実務的な仕事が感傷的な気分を蹴散らす。まずはお金の収支決算をして出演者にギャラを払わなくてはならない。でも、その前に食欲だ。この何週間かろくなものを食べてなかった気がする。まず何を食べようと思い悩んだ末に作ったのがトンカツ！まるで子供だね。そしてトンカツには豚汁。昆布と鰹だしで鍋一杯作る。更にサーモンとオニオンスライスのサラダに漬物でご飯を二膳。かなりの満足感だ。夕方店へ出て昨日の後片付けと仕込みにバタバタするが、その満足感で苦にならない。月曜日と云うこともあってお客さんが少なかったことも気にならない。深夜乱入して下品なことを喚きちらすホモの外人カップルにGETOUT!と怒鳴って喧嘩しても気が滅入らない。これもみんなうまいトンカツと豚汁のお蔭だ。
祭りが終わった。10月から準備を始めた『コレド殺虫事件』が今日千秋楽を迎えてしまった。そう、『迎えてしまった』のだ。ホッとすると共に何とも寂しい気分。雪の中を見にきてくれたお客さんも交えての打ち上げでお酒を飲んでもさっぱり酔わない。新宿に場所を移動しても全く酔わない。もっとやりたい。もっとやりたかった。でも、この祭りは終わったのだ。そして次の祭りが待っている
昨日の失敬に懲りて、今日は早い時間に集合して最初から一度通してみたこともあって、今日の公演はまずまずの出来。それにしても観客数がうなぎ登りで、今日はカウンターの高い椅子まで動員したけどたりず、十人近くの人を断ることになってしまった。こんなことならマチネ公演もやればよかったと思ったが、後の祭り。女性脚本家のMとY、プロデューサーのSと演出家Hたちが残って土曜日だけど2時まで。