桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・3・6

2005年03月07日 | Weblog
俺が脚本家として初めて書いたテレビドラマのADだったIさんとは、同年配だったこともあって以来30年近く仕事を一緒にする以外にも何かことあるごとに会って飲んだりする仲だった。でも、俺が飲み屋を初めてからは、それもままならなくなった。確かに会う回数は増えたけど、店では他のお客さんの応対もあって、Iさんとじっくり話す機会を持てなかったのだ。でも、彼も後一年半で定年を迎えるし、お互い話したいことがたまっているので、久しぶりにそんな機会を持つことになった。昼下がりの蕎麦屋で60を前にした男が二人、酒を酌み交わしながらお互いの人生を語る。蕎麦屋だけでは足りず寿司屋と焼き鳥屋に場所を移して合計6時間。若い人たちと仕事をしたり若い人たちの相談相手になっている普段の生活とは全く趣の違う6時間だった。名残惜しかったが、Iさんに別れを告げて8時半に店に。韓国インディペンド映画祭のパーティが9時半から。日本の有名俳優Oさんも加わって30数人が集う。12時前終了。後片付けをして1時過ぎに帰る。スタッフのLちゃんは先々週の日曜日から三回連続日曜出勤。いや、来週も再来週の連休もイベントで休めない。せめて今週の土曜日を臨時休業にして(金曜日はリニューアルパーティで朝までだろうし)許して貰う。