笑顔の江川

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尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

勝海舟に学ぶー貧困に育つ

2010-12-26 19:12:15 | 日記
今年も後わずかとなりました。お正月の松飾りの準備など始めているころかと思いますが、この現代のご時勢、どこも厳しい懐具合かもしれません。
勝海舟の若いころは、そうとうな貧乏で生活もかなり苦しかったようです。
「おれが子どもの時には、非常に貧乏で、ある年の暮れなどには、どこにも松飾りの用意などしているのに、おれの家では、餅をつく銭がなかった。」
この少年のころの勝海舟の体験は、後にどんな困難も乗り越えて、古くなった徳川体制を終わらせ、明治という新しい国家を導くまで動かした原動力なのでしょう。
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キリストの降誕

2010-12-25 08:07:15 | 日記
昨晩は寒い夜でした。午後5時に首相官邸前にB型肝炎訴訟の患者さんたちが、辺りはもう暗くなっている中で首相官邸に向けて年内解決を求めて訴えていました。首相官邸を後にすると街中はクリスマスケーキの販売の声が駅前やどのお店の前でも盛んに響いていました。先行きの見えない今年の世情に少しでも明るい光を求めて様々な人々が訴えていました。
少し他人事のように語ってしまいましたが、さてキリストの降誕とは、どのようなことでしょうか?新約聖書の中のマタイ福音書1章から2章にかけて、その様子が語られています。私はこの箇所を読むとき、特に印象的なのは「ユダヤの王としてお生まれになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」という東から来た博士たちの言葉です。キリストの誕生はけっして人々の見守る中で生まれたのではなく、人目をさけて生まれました。暗闇の中に輝かしい光は希望の星に見えたのでしょうか。

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B型肝炎訴訟の行動

2010-12-24 04:36:22 | 日記
今年も来週を残すばかりとなりましたが、年内解決に向けてB型肝炎訴訟の行動が本日あります。

●12月24日(金)
12:00~ 首相官邸前
15:00~ 有楽町マリオン前
17:00~ 首相官邸前
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勝海舟との出会いー原胤昭の場合

2010-12-23 08:06:11 | 日記
原胤昭という明治の時期に幕末には与力、明治に入ってからは教誨師としての経験を活かし出獄人保護に熱心に活動した人がいました。
この人が明治に入ってかなり経ってから、人の紹介を得て勝海舟に会っています。その時の勝海舟の対応が面白いので紹介します。
勝海舟と原胤昭の次のような対話がありました。

(勝海舟)「おまえは道楽者だよ。出獄人なんかを保護してやるなんて、それはおまえの道楽だ」
(原胤昭)「キリスト教信念のおかげで沈思黙考して一番大いに考え込んだ・・・左様ですねえ。道楽といえば道楽です。月給を貰って勤めたでも無し。誰に頼まれたことでもなし、ただ神の旨を心に体して斯うせねばらないと観念して行っているまでで、行ってみれば又そこに楽しみが湧いて、自ら喜び進んで斯んな事をやって来たものですから、道楽と仰言れば道楽ですね」
(勝海舟)「お前は本ものだ、お前ならばやれる。しっかりやって呉れ。今のように俺が罵倒すると大概の者は怒ってしまう。向きになって論じてくるがお前は怒らない。本当に道楽にして居るとしか思えない」
(「真理への途上」雨貝行麿・近代文芸社より)

原胤昭の持っている素晴らしいものを勝海舟らしい言い方で表現しています。また、この二人の対話は一見対立しそうでもお互いの深い理解の下に通い合っているようです。
現代はなかなか短絡的で、世間のそこらかしこで人の争いごとがおきています。人と人とのせっかくの出会いが争って分裂しています。
立場が違ったり考え方や生き方が違っても、また違っているからこそお互いの持っていないものを分かち合うことが素敵な社会を創りあげていく方法だと思います。

私は前に肝炎患者さんの支援活動を行っていて肝炎の患者会で言われたことがあります。
「あなたはお金にならない活動ばかりやっていて、かすみでもくっているのかね?」と
自分の足りなかったこと知らなかったことの気付きを支援活動を通して気付かされ大きな生きがいを生ませてもらって元気をいただきました。患者さんに元気をもらうというのもおかしいとおもわれるかもしれませんが、人それぞれにどんな人でも素敵なものを持っているとおもいます。人と人との出会いを通してお互いの素敵なものを分かち合って明るい素敵な社会を創っていきましょう。
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田中正造のクリスマス

2010-12-21 22:46:09 | 日記
もうすぐクリスマスがやってきますが、キリストの降誕は唯一でもクリスマスの過ごし方は人それぞれ様々でしょう。街ではクリスマスの飾りも輝きだしています。
足尾鉱毒問題に鉱毒被害民の立場から国会で追及し、最後は天皇直訴におよんだ田中正造は晩年、深くキリスト教に関心を持ちます。その田中正造が支援者宅でクリスマスを過ごし彼の日記に次のように書いています。
「今は是れキリスト降誕の祭に会するのを光栄を得て、天国に入るの心持してこの食堂につけり」
天皇直訴の後は自ら谷中村に入り鉱毒被害民の中にいた田中正造の姿に、クリスマスを前にして静かにお祈りしたいと思います。
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