笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

がん患者大集会に参加して

2010-12-19 18:25:25 | 日記
本日、東京医科歯科大学の講堂で行われたがん患者団体支援機構主催のがん患者大集会に参加しました。
本日のテーマは「心のサポート」と「がんとお金」。国民の二人に一人ががんになるといわれている時代ですが、医療技術の進歩によりがんでも生き続けられる時代になってきました。しかし、その進歩した医療技術が高額で手が届かなかったり、がんの理解が足りずに就労が出来なかったりしています。また、がん治療からうつ状態の患者さんの心のサポートがまだまだ足りなかったりしています。現行の高額療養費制度や傷病手当金など問題点も指摘されました。本日は、医師や患者さんからがん患者さんの実情について、いろいろと生のお話が聞けました。
医療技術の進歩により生き続けられる時代がきましたが、患者さんの心のサポートやお金の問題など生きづらい社会が現実にあります。
生きづらい社会から生きやすい社会にするために医療従事者や様々な患者団体をはじめ社会全体が、社会保障をどうあるべきか、知恵を出し合って考え直していかなければならない時代にきていると思います。
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社会問題に対する視点ー留岡幸助に学ぶ

2010-12-19 08:10:07 | 日記
明治時代に監獄教誨師でキリスト教の牧師であった留岡幸助という人がいます。この人の社会問題に対する視点は大いに学ぶべきものがあり、平成の時代の現代でも通じるものがあります。
「キリスト者と福祉の心」(村山幸輝・新教出版社)の中に次のように紹介されています。
「かれは明治以降の社会問題の深刻さー犯罪、戦争、貧困、病気、非行等などーの原因を、物質文明の発展を優先する国家社会のありように求めている。しかも、その問題の根源が、他者を殺しても己のための利益を満たそうとする人間の極端な欲のなせる業(人間の罪障性)にある、とかれは判断したのである。かれからすれば、物質文明の発展はその慾を基盤とし、社会問題は人間のそのような罪障性の極端な具象であった。かれはそうした社会問題を「物質文明の大火災」とも断じている。」
また、この人は非行少年のための家庭学校の中で「「不良少年」というレッテルや偏見を通してしか、少年たちの一挙一投足を見ない私たち人間社会の問題性」も指摘しています。
社会問題の原因は私たち自身の中にあり、社会問題の解決を難しくしているのは、私たち自身であるのだと思います。
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薬害被害者の濃いお話を聞いて」

2010-12-18 21:26:49 | 日記
本日は薬害オンブズパースン・タイアップ東京の特別講演会に薬害肝炎訴訟原告で厚生労働省の薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会の委員でもある坂田和江さんとそのご主人で薬剤師の坂田政幸さんの特別講演会を行いました。薬害肝炎の被害にあわれご主人と共に裁判を闘い、裁判の和解後は厚生労働省の薬害肝炎事件の検証会議の委員として被害当事者の立場から経験をお話ししてもらいました。大変濃い内容で、やはり薬害被害当事者の生のお話は胸に響くものがあります。事件の客観的な検証も重要ですが、同時に薬害被害者の生の声を聞かなければ、本当の意味での被害は分かりません。今日はご夫婦の人生の年表をもとに薬害肝炎の被害にあわれて人生を大きく変えられてしまうことの大変さ、またご夫婦でそれを乗り越え様々な人々との出会いについて語っていただきました。この被害の重さはけっして客観的な検証では理解できないものです。薬害被害者の生の声を製薬業界の人々にも聞いてほしいと思いました。
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製薬企業トップセミナーに参加して

2010-12-17 20:06:07 | 日記
経済産業省の関係団体であるバイオインダストリー協会が開いている製薬企業トップセミナーに参加してきました。経済産業省は産業振興の観点からバイオベンチャー企業と製薬企業の情報交換の場所として製薬企業の役員の方を講師に呼んでセミナーを開いています。今日は第一三共の役員の方が自社の経営戦略について話されました。講演終了後、参加者との交流会があり私も参加して、製薬企業の方やバイオベンチャー企業の経営者の方と名刺交換していろいろなお話をしてきました。私は薬害問題の活動に関わっているので一見対立しているようなところへと思われるかもしれませんが、逆に薬害問題の活動に関わっているので製薬業界のことを勉強するのに大変有意義な場所であります。また、業界の人との交流によって本などの知識では得られない現場の声が聞けます。製薬企業の方と名刺交換して薬害問題に関わっていると言うと一瞬ためらったりする方もおりますが、時間をかけてお話しすることによって、これからの活動にためになる話も出てきます。今日も経営者とお話しする中で、いろいろ勉強になりました。
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生きづらい社会から生きやすい社会へ

2010-12-15 21:01:06 | 日記
今、政治も社会も閉塞感がただよっています。
どうすればこの閉塞感を抜け出すことが出来るのでしょうか。
様々な難しい病気を患っている人でも今は医療技術の進歩により生きられる時代になってきていますが、技術の進歩により医療費が高額化して、逆に進歩した医療を受けることが出来なかったり、病気の理解不足により社会の中で差別・偏見を受けたり、非常に生きづらい社会になっています。生きづらい社会を作っているのは、正に人間自身です。社会の中の閉塞感も自分自身の中に原因があるのではないでしょうか。
どうも閉塞感を抜け出そうと、あえて対立構造を作り出し事を難しい方向に向かわせているような感じがします。自分自身の中にある人間的なもの、それは人と人とのつながり、このつながりが生きやすい社会を創り出していくのではないでしょうか。
人と人とのつながり直しを一歩一歩進めて生きやすい社会を創りあげていきましょう。

薬害エイズを考える山の手の会
日時:2011年1月4日(火)19:00~21:00
場所:東京ボランティア市民活動センター会議室C
   (飯田橋駅隣 セントラルプラザ10階)

来年も笑顔で明るい社会を創りましょう!
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