責任を認めるということーそれは心ある政策の実行の始まり

今、Ｂ型肝炎訴訟の問題の和解協議の中で国はキャリアを救済範囲の責任を認めない態度に出ています。
これはキャリアが被害の対象では無いと言っていることになりますが、キャリアも精神的、肉体的苦痛の被害を受けています。キャリアということで社会生活の中で差別や偏見を受けているのです。このことが理解できていないということは、過去とに薬害エイズのときにエイズ予防法で差別・偏見を助長した反省から感染症予防法を立法したことや薬害肝炎問題でキャリアの被害を認め救済対象とした国の責任を全部否定することになると思います。そういう意味で言えば、今までの政策は心がともなっていない政策になってしまいます。責任が有る無いの争いではなく、責任を認めることによって、そこからキャリアに対する心ある政策に実行が始まるのです。