仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




岩波書店から1953年に発売されたイギリスの絵本「ちびくろ・さんぼ」は、”黒人差別を助長する”との強い批判があって絶版となっていました。
ところが最近になって、文章的にはなんら差別的な表現があるわけではなく、作品としては良いものであると再評価され、近く瑞雲舎というところから再出版されるそうです。

この本は、ある年代以上の方はほとんど読んだことがあると思うのですが、差別を感じる内容ではありませんでした。
ただ、”ちびくろ”という言葉が蔑称である、黒人を描いているとのことで議論されたと思うのですが、なにもかも差別であると決めつける風潮があったことも事実だと思います。

幼児を対象とした絵本や、日本の昔話などにもそのような観点から排除されたものがあると聞きます。しかし、そのなかには是非、読んで欲しい、読んであげて欲しい本もあります。
一概に決めつけず、善悪をきちんと説明できる保護者であって欲しいものです。

桃の節句ですが、緋寒桜が咲き始めました。

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