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篠山紀信vs.草間彌生 @松本市美術館

天気がイマイチで山行をあきらめて寄った松本市美術館は、松本出身の草間彌生の作品が建物の内外にも展示され、自動販売機やゴミ箱にトイレまでもが水玉模様








ちょうど開催中だった、篠山紀信の「写真力 THE PEOPLE by KISHIN」はジョンレノンと小野ヨーコのパネルが出迎えてくれました。


1950年代後半から今日まで、篠山紀信が選んだ写真には、あの宮沢りえもいれば、三島由紀夫や角界・梨園など幅広い被写体から厳選され、美術館の広いスペースを活かした圧倒的なスケールで迫ってきます。
最後の展示室には 3・11の被災者のポートレイトが並び、レンズを通して、傷の癒えることのない被災地の声が聞こえてくるようでした。

同時に開催されていた常設展は、草間彌生の特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」


この1枚のみ撮影可

他の作品の撮影は出来ませんが、合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に広がるように見せるインスタレーションは、草間の精神世界が垣間見られるような気がします。

どちらもなかなか見ごたえのある展示でした。
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松本 パン屋めぐり

先月末の信州の旅。 天気が良ければ山歩き…と思っていたのですが、天気の方は今一つだったので、松本市内のパン屋さんに立ち寄ってみました
市内のいたるところに水が湧き 水が良いことで知られる松本は、美味しい水を活かした天然酵母のパンを作るお店が何軒もあります。
最初に寄ったEcru(エクリュ)はお城の北の信州大学からチョッと先にある、小さなパン屋さん。


駐車場から奥まったお店の前には可愛い人形

青いテントの前は 結構な列…


後ろの人から「買われちゃった~」の悲痛な声が聞こえましたが、
イチ押しと評価の高い「塩豚サンド」が出来上がってきたのでゲット

あとで美術館に行っていただきましたが、塩豚はもちろん、一緒にサンドされた チーズ、玉ねぎ・キャベツの一つ一つが本当に美味しい   後ろの人が大人げなく声に出してしまったのが分かります。

こちらは エクリュから回った蟻ヶ崎の「Kune・Kune(クネクネ)」
お店のキャラクター?ナゾの動物がフラフープしている看板

11時の開店と同時にほとんどのパンが売り切れるようで、こちらは写真のみ

この日(29日)は市美術館で篠山紀信の企画展をみてから、安曇野で温泉に立ち寄り、目的地の白馬で2泊。

ワイン会帰りの31日に車を返しがてら寄った、鰻で有名な「まつか」のある「水と人形のまち」高砂通りにも、素敵なパン屋さんや自転車が並んだ自家焙煎の珈琲豆屋さん





パンや珈琲豆を買って、定番の「三城」でお蕎麦をいただきました
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篠ノ井線の車窓から

今日は暦の上では『処暑』。 暑さも峠を越える頃ですが、昨日の東京は久々の30℃越えの真夏日
今日も日中はまだまだ暑くなる予報です。

さて こちらの写真は先月末に白馬のワイン会に行く途中、長野からの篠ノ井線の車窓。
雨に煙る長野駅を列車が走りはじめると、待機線に見慣れぬ車両が停まっています。

東京人にとっては馴染みの深い「スカ色(横須賀線)」塗装の車両はクモユニ143
1981年の登場ですが、間もなく郵便・荷物輸送が廃止となって、長野総合車両所(現在の長野総合車両センター)所属でもっぱら事業用に使われています。
ところで、分割・民営化以前の国鉄車両には明治以来の記号が振られていて、上の「クモユニ」とは、、、
ク;運転台(制御盤)のついた一般的には先頭車
モ;モーターのついた動力車
ユ;郵便物を扱う仕切り台のついた専用車
ニ;荷物車で新聞輸送に多く使われていました。
   ちなみに、ユやニは電車以外でも用いられています



ハイブリッドのディーゼル車・リゾートビュー「ふるさと」は長野駅をあとに信越本線を加速していきます。
途中の篠ノ井までの信越本線、以前は上野(高崎)から直江津を経由して新潟まで直通列車が走っていましたが、1997年の「長野新幹線」の開業で横川-軽井沢間のレールが外され、軽井沢-篠ノ井間が3セク化。さらに昨年の北陸新幹線開業で長野以北も3セク化、、、、国鉄時代の全国が1本のレールで結ばれていた時代を知るものとしては、寂しい限りです。

篠ノ井から先の篠ノ井線を進んだ列車は、善光寺平を見下ろす「姨捨」に到着



「やすらぎの駅」の別名もある 可愛らしい屋根の駅舎です


スイッチバックで高度を稼いだ眼下の棚田の向こうには 三大車窓の一つの善光寺平が広がります

田沢を過ぎて松本が近づく辺りは、犀川と奈良井川の合流地点。

降り続いた雨の影響か、肉眼でも手前の奈良井川が濁っているのが分かります。
列車は松本から大糸線に入って南小谷まで行きますが、今回は松本からレンタ・カーで移動するので、列車の旅はひとまずここまで。

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