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緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

PCネットの研究会

2006年09月13日 | 医療

書き溜めていた記事をアップして、今日は終わるつもりでしたが・・
第6回緩和ケアネットワークミーティング(略してPCネット)の研究会が開かれました。 当番世話人は、訪問看護ステーションです。 

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独居の人(一人暮らしの方)を在宅で看取った事例でした。 在宅緩和ケアをテーマにした会に出ると、必ずといってもよいほど一人暮らしの方でだんだん自分で動けなくなってきた時、介護力不足で自宅にいることができなくなるが、どうすればよいのだろうかという話題がでます。 それくらい医療現場では、切実な問題なのです。

この事例、結局は生活に接していた訪問看護師さんのコーディネーター力で看護師の入る回数を徐々に増やし、介護保険でヘルパーさん導入、最期は医療系学生さんのボランティアの導入・・すざましいケア体制の確保でした。 鎮痛薬には消極的だった患者さんが貼付剤で楽になる感触を得、非薬物的アプローチで一人ではないことを実感されていく過程は、生き様に沿ったケアのあり方の原点だったように思います。 ケアという点では、医師は、看護師にかなわないのです。

来年度予算がついたことで、これから在宅緩和ケア支援センターが出来ていくでしょうが、こうしたコーディネーター力を蓄えた看護師さんが配置されることが医療の合理化(適正化といったほうがよいのかもしれません)に繋がることでしょう。 でも、このコーディネーター力はこうした力量高いステーションで経験しなければ、中々身に付くものではないと思うのです。 地域にこういうコアになる看護師さんがいることはとても幸せなことだと感じます。 

終わって、会に参加してくださっていた某TV関係の方に、「都会で、地域連携でネットワークを張っていくことは難しいと思っていたのですが・・」と、言われました。 いえいえ、こんなに狭いところに大学病院が3つ、200床以上の病院が4つ、在宅医は沢山、訪問看護も沢山、戦火を逃れたような木造の家で老々介護、独居も沢山、ホームレスだって一杯、何ていうと、医療や生活を凝集させたこういう地域だからこそモデルケースやトライアルケースとして成り立つのですよというお話もさせて頂きました。 医療 テクノラティプロフィール
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