緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

北陸緩和医療研究会に行って来ました

2017年03月12日 | 医療

 

 日本緩和医療学会では、
2年位を目安に
地方会を立ち上げることになりました。

各地でそのベースになる
研究会が立ち上がっています。

北陸・東海という区分けなのですが、
まずは北陸でまとまって、
東海とともにやっていこうという
動きなのだそうです。



ランチョンセミナーの講演に
お招きいただき、

昨年の6月に刊行された
RomeⅣ
(機能性消化管障害について
 ローマ委員会によって
 体系化された第4版)

に初めて、機能性腸障害の下部項目に
オピオイド誘発性便秘症が入ったことについて
解説し、海外ではこのオピオイド誘発性便秘症に
日本でいう保険適応がある薬剤の
ルビプロストンについて
話を組み立てました。




その後、永平寺に立ち寄り、
3月11日東北大震災の
7回忌法要に参加させて頂くことができました。




読経を聞きながら、

まるでパニックのような
人が溢れかえる駅を背に、
10㎞歩いたときのことを
思い出していました。

そして、その5月にドバイの空港の
マクドナルドの店員さんに、
日本人かと問われ、
とても丁寧な地震のお見舞いを頂いたことなど
思いもかけないような世界の方々の
優しさに触れることができたこと・・

TVに何度も何度も流される津波の映像・・

走馬灯のようでした。




ディザスターは 災害
サバイバーは
乗り越えてきた人々を意味しますが、
広く大小問わず何らかの影響を受けた人々をさします。

こんな言葉があるかわかりませんが、
ディザスター・サバイバーだなあと
思いました。

災害のことについて、
今なお、悲しみがこみあげたり、
忘れていたようなことが、
また、湧き上がったり・・

永平寺はとても厳しいお寺
というイメージだったのですが、

沢山の僧侶の方が、
色々なところに出迎えてくださり、
とても細やかにお声をかけてくださいました。

座禅のプチ体験をさせてくださったり、
法要にも是非どうぞとお誘いいただき、
本当に、穏やかな優しさが一杯でした。










北陸緩和医療研究会の
大会長 片山寛次先生がお勧めくださった
柴田神社は会場すぐのところでした。
おみくじをひくと、大吉!
「することなすこと幸いの種となって 
心配事はない嬉しい運ですから
わき目ふらず一心に自分の仕事
大事とはげみなさい」

ああ・・、6月の学術大会は
沢山の方の応援があるから、
きっと、大丈夫・・・・


帰りは北陸本線から東海道新幹線に乗り換えた米原で
ずっと食べてみたかったすき焼き弁当の残り一つに出会い、
紐をひっぱって、蒸気が出てきて、
温かなお弁当を頂きました。

おいしかったです。


福井と東京の日帰りでしたが、
とても、ありがたい一日でした。

北陸の皆様、本当にありがとうございました。


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