江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ゴジラの思い出-ゴジラVSメカゴジラ。

2012年07月17日 21時53分27秒 | ゴジラ
 ども、脚が冷える江戸です。本州の方は暑かったらしいけど、こちらの夜はまだまだ涼しい……。裸足だとちょっとキツイなぁ……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSメカゴジラ

     
 前作までは作中に反核や環境保護などの強いテーマ性が盛り込まれていましたが、今作ではその辺のテーマはあまり目立っておらず(一応種族間の共生とかあるようだが)、純粋に娯楽作品として作られているように感じます。そんな訳で、前作の『VSモスラ』に引き続いて人気怪獣のメカゴジラが復活し、その魅力がタップリと描写されています。話の大筋は、ゴジラの脅威に対して、人類の英知を結集して作り上げた巨大ロボット兵器・メカゴジラで対抗するという単純明快な内容になっております(サブの方では色々な要素はあるけどね)。

 で、本作の主役とも言えるメカゴジラですが、個人的には初代が一番好きなのでデザインや装備には若干の不満があります。やっぱり私は、無限とも思えるほどの凄まじい弾幕を張れる初代が好きなので、本作のメカゴジラにはミサイル成分がちょっと少ない気がして物足りないのですよ。

 しかし、本作を観て育った世代の人だと、このメカゴジラが一番だという声も多かったりします。実際、冒頭の格納庫内でのメカゴジラのシーンは、BGMの良さも相俟って異常にテンションが上がる格好良さでした。また、その実力も故障とかさえ無ければゴジラを完封出来そうなくらい圧倒的な強さを誇っていて、やはりゴジラにとっての真のライバル怪獣はこのメカゴジラだと再認識させられます。

 あと、本作では久々にラドンも復活しています。昭和シリーズの中盤くらいまでは準主役クラスの怪獣でしたが、いつの間にか姿を見せなくなった存在ですね。たぶん同じく初期から活躍しているモスラと比べると華が無いのでしょうな……。しかも、かつてはゴジラと対等に戦えるくらいの強キャラだったのですが、今作ではゴジラの添え物っぽい感じに……(ゴジラの逆転勝利には著しく貢献はしたけれど)。熱線を吐き出せるようになったので昭和シリーズよりは強くなっている可能性もあるのですが、いかんせん他が強すぎた……。結局、『ファイナルウォーズ』まで再びラドンは姿を消す事になったのでした。

 また、今作ではゴジラの義理の息子と言えるベビーゴジラも登場していますが、子供受けを狙って可愛く作ろうとした結果、着ぐるみ感が凄い事になっているので、個人的には劇場公開当時からあまり好きではありませんでした(でも、次作のリトルゴジラよりはかなりマシか)。不細工でも昭和時代のミニラの方が生物っぽくて愛着を感じます。

 なお、『VSシリーズ』の告知用ポスターは、絵柄と内容のイメージがかけ離れている事で有名なのですが、その最たる物が本作のポスターです。

     
 デザインが全く違うし、メカゴジラが合体変形するのではないかとも思える絵柄ですよね……(実際に本編中でも飛行ユニットと合体はするけれど、変形と言える程の大きな変化は無く、それほどイメージは変わらない)。
 たぶん、デザインとかが固まっていない時点で描かれた物である為にこういう事になっているのだと思いますが、「騙された」と思った人も多いのだろうなぁ……。いや、格好いい事は格好いいのですけどね? それだけに本編中で再現されていないのが惜しいと言うか……。


 それでは、次回の『ゴジラVSスペースゴジラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
コメント (2)
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