江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

エルデガインの思い出。

2012年07月13日 23時20分56秒 | 漫画レビュー
 ども、『となりのトトロ』を観ている江戸です。何度目だ!(笑) こう頻繁に放送していると、DVDとか必要ないように感じてくるなぁ。放送した時だけ観れば充分というか……。
 あと、『新劇場版ヱヴァ』の情報があるという話だったけど……オイ!? あれだけかよ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタも戦利品ネタも無いので、昔の作品について語ってみましょうか。


●エルデガイン 導きの神(円 英智)

     
 今は亡き『月刊コミックコンプ』に20年ほど前に連載されていた作品ですね。雑誌自体はもう存在しないのですが(分裂して連載作品の殆どが『電撃コミックガオ!』に。それが原因で読者が一気に離れて休刊→結局後に『ガオ』も休刊、その後『電撃大王』に一部吸収されて現在に至る)、幸いこの作品はその辺のゴタゴタに巻き込まれずに寿命を全うした幸福な作品だと思います。

 で、内容の方ですが、ぶっちゃけ『天空の城ラピュタ』をリスペクトして作られている印象がかなりあります。実際、空からヒロインが降ってきたり、ロボット兵みたいなのが暴れ出したり、太古の超文明の巨大空中建造物が猛威を振るったり……と、共通する要素は多いです(他にも『FF』シリーズ的な要素も多かったように思いますが。『FF7』のごとくメテオが発動したり)。まあ、これは今だからこそ言える事ですが、連載されていた当時はそんな事を気にせずに楽しんでいましたし、それだけの面白さがある作品だったと思います。

 ともかく、主人公のザンは不老不死の少女リュミールと出会った事が切っ掛けで、彼女が秘密を握っている「創造と破壊を司る先文明のシステム・エルデガイン」を巡る争いに巻き込まれていく……という感じの内容になっています。まあ、序盤は普通の冒険物レベルって感じですが、終盤ではバトルのインフレが物凄い事になっており、世界の存亡をかけた総力戦とかは非常に熱い展開でした。

 そんな訳で、本作は私が作品を作る上で多大な影響を受けた作品の一つであり、実際に以前書いていたオリジナル小説の主人公の名前もこの作品から借りていたりします。それくらい好きな作品なので、今でもアニメ化とか何かしらの動きを期待したいのですが、作者自身がもう全く見かけなくなっちゃったしなぁ……。


 で、そんな作者の作品をもう一つ。


●ロマンシア 浪漫伝説(漫画・円 英智、原作・寺田憲史)

     
 今も健在な『月刊コンプティーク』に20年以上前に連載されていた作品で、パソコンゲームのコミカライズです。現在パソコンゲームというとエロゲのイメージが強いと思いますが(最近はネトゲのイメージも強いが)、当時はまだRPG作品のイメージが強かったように思います。この作品の原作もその一つです。

 ただ、この漫画版の内容はゲームとは大きく設定が事なり、ゲームでは助けられる側の王女セリナ(『ドラクエ1』で言うところのローラ姫みたいな立ち位置)が主役で、ゲームの主人公であるフレディがラスボスという奇抜な設定になっています。それだけにゲームを知らない人でも問題なく楽しめる内容になっていますが、元々のゲームのファンにとってどうだったのかは、ゲーム未プレイの私には知る由もありません(笑)。

 ちなみに、本作で敵として登場したシアンは、後に『エルデガイン』にてリニューアルされたキャラが味方として登場しています。
 また、原作担当の寺田憲史は初期の『ファイナルファンタジー』のシナリオやそのコミカライズの原作も担当していますし、多くのアニメの脚本も担当しています。



 じゃ、今日はここまで。
コメント (2)
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